[新版] ロジャーズクライエント中心療法 カウンセリングの核心を学ぶ
こんにちは
本日ご紹介するのはこちら!
[新版]ロジャーズ クライエント中心療法
ロジャーズ クライエント中心療法 新版 --カウンセリングの核心を学ぶ
- 作者: 佐治守夫,飯長喜一郎
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2011/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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クライエント中心療法の本です
これを外してはカウンセリングは語れませんよね
日本人の想像するカウンセリングは、これがほとんどだと思います
ロジャーズと言ったら「自己一致」「無条件の肯定」と言った簡単そうでとんでもなく難易度の高い概念を生み出した人物です
言うが易し行うが難しの最たるものですね
しかしこちらの本には、なぜロジャーズがそれを求めたのか真の意味が伝わる内容が書かれています
はっきり言って
ちまたの無償の愛だの、ありのままの自分だの
いくら言葉で言っていても
実際それがどういうものか知っている人間なんてほとんどいません
「本当に無条件の愛ですか?」
「本当にありのままのあなたですか?」
と聞かれはいと答えられる人間がどれだけいるでしょう
ロジャーズは本気で自分自身がそれになろうとしたのだろうし、どこまでも「自分」ではなく「クライエント」中心に考えようとしてきた
共感であれ受容であれ、
それは頭で考えて出来ることではなくて
それを知って初めてわかることなのだと思います
「体感」して初めてわかるもの
受け取る側も与える側も
それをロジャーズは知っていたのだろう
と感慨深くなる本でした
ロジャーズの生涯、そしてクライエント中心療法を改めて見直したい方には感慨深い本になるかと思います
それではまた