臨床心理士になれなかった人間がそれでも臨床心理の勉強をやめられないブログ

臨床心理士になれなかった人間がそれでも臨床心理の勉強をやめられないブログです。ここでは私がお金をかけて集めた臨床心理系の本の紹介や自習メモを書き綴ります。カテゴリーは一番下へ。

境界例(河合 隼雄先生・成田 善弘先生)

おはようございます


早速こちら


境界例

境界例 (こころの科学セレクション)

境界例 (こころの科学セレクション)




の紹介にまいりたいと思います


 

境界例

ボーダーライン

BPD


いろんな呼び方がありますねー



一番、一般に認識されているのは境界例パーソナリティ障害でしょうか


正確には、境界例の中には色々な意味や型が含まれていますが

一番目立つんでしょうね


こちらの本でも境界性パーソナリティ障害と言われる人が主な対象になっているように思います





インターネットなんか見てると


境界性パーソナリティ障害の被害者


なんてページなんかもありますね



その割には、境界性パーソナリティってそもそもなんなの?

ということは実の所わかっていない人の方が多い印象ですねー



実際、なんでそうなったの?

どんな人たちを境界性パーソナリティというの?

本人はどんな気持ちでそうしているの?


と考えてみたら疑問が出ますね


いやまあ、

どちらだろうが困ってるのに変わりはないよ!

という声も聞こえてきそうですが





さて、専門家でも対応が難しいと言われる境界例


こちらの本では

著名な様々な先生方が見解を述べていらっしゃいます

河合 隼雄先生と成田 善弘先生は編集をしていらっしゃる形です




本の構成としては

トピックごとに先生方が独自の意見を述べており、

実際に、クライエントと関わってきた治療者が、境界例を語っていますので、より実践的な知恵が得られると思います





後半では河合先生と成田先生の対談があります

前半で出たケースについてや境界例の治療を語っています


臨床心理士を目指している方にはぜひ読んでもらいたい一冊





境界例

概念からして不安定で、自己像も不安定

どっちつかずで常に綱渡りをしている彼ら



関わり合いになることは困難かもしれませんが

深く自分の内面を掘り下げてみれば彼らの心性と同じものを発見することはできると思います




こちらの本を読んで、彼らの心の内を(治療者に吐露したものですが)知ってみるのもありなのではないでしょうか

心理系の人は言わずもがなですが

一般の人にも理解してほしいなぁ


よく知らないで憶測で病名をつけるのはなんだかなぁ、と思うので




とはいえ、困ってるのも事実なんでしょう



困ってる人は、本人であれ周りの人であれ、精神科へGO!


(マンガでわかる◯◯◯◯のパクリのつもりはないですよ…一応)




はい、また明日!