臨床心理士になれなかった人間がそれでも臨床心理の勉強をやめられないブログ

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最終講義ー分裂病私見(中井 久夫先生)


おはようございます



早速、こちらの本をどうぞ



最終講義 ー 分裂病私見


最終講義―分裂病私見

最終講義―分裂病私見






あの中井久夫先生の本です

風景構成画を生み出したのは有名ですね


統合失調症の研究実績においても素晴らしい功績を残されています




こちらの本は、中井先生の人生を賭けたものの集大成と言えるのではないでしょうか


およそ150ページ

小説新刊サイズ


その表紙から内容の重みを感じられる一冊



まあなんというか、



読みなはれ



としか言えません



実際に現場で統合失調症の方の治療に当たり続けたからこその、見えてくる臨床像、浮かび上がる実情、医師としての鋭い洞察力、そうした現場の全てがつまっております




何より、この本には先生のお人柄が現れているように思います

言葉の一つ一つが柔らかで、統合失調症の方への、人への

愛情が伝わってきます




ただ治すのではなく

"やわらかに治す"

という言葉は印象的ですし



「ふるえるような、いたいたしいほどのやわらかさ」

を患者に見出し表現するその感性は、痛切に心に響きます





読みなはれ



それしか言えない最終講義本


あなたの本棚に並べてみてはどうでしょう